ジョンとポールの年収って

僕がビートルズに夢中になった中学の頃、ビートルズはもう解散していたが、ポール・マッカートニーウィングスを結成してバリバリで活躍していた。何かのインタビュー記事で、ポールの収入を聞いたのだが、確か年収200億円だった。「財産」でなく、「年収」だ。「会社」でなく「個人」である。当時西新宿に超高層ビルが建ち始めていたが、そのビルの建設費がおおよそ200億円だった。つまり「ポールはあの超高層ビルを建てるだけの金をたった1年で稼いでしまう」と考えて愕然とした記憶がある。別にウィングスで働かなくてもビートルズの遺産で食えるんじゃん?だって今日も世界中のどこかで『イエスタデイ』がラジオで流れ、そのたびに彼の元にお金が入る。もちろん『ミッシェル』だって『ヘイ・ジュード』だってある。ついでに言うと彼が作っていないジョンの『ハード・デイズ・ナイト』『ヘルプ』が流れても(共同著作なので)お金が入って来る。
凄い。
やっぱり夢の「印税生活」だ!
と僕はそれからめざせジョン&ポールとばかり、せっせと曲作りを始めたのだった…。

ポール・マッカートニー
(ポールがほとんど全てをひとりで作ったアルバム。彼の作曲力の強さが際立ってみられる。僕の大好きな『ジャンク』という曲を収録している)


それでビートルズのもうひとりの方はどうかというと、
ジョン・レノンの『イマジン』という映画に彼の自宅が出てくるがこれがとてつもなく広い(あの名曲『イマジン』はこの自宅のスタジオで作られた)のだ。この家は南イングランドのアスコットにあって「ティッテンハースト・パーク」といい、ジョージ王朝時代(ジョージアン様式)のマナーハウス(王族・貴族の屋敷)で、家にはベッドルームが7つ、バスルームが4つ、画廊、チューダー王朝スタイルのティー・ルーム、それにテニスコートクリケット場などがある大邸宅だ。庭は 「72エーカー」あるそうです。いったい72エーカーってどのくらいの広さなんだろうとユニットマーケット(http://www.unitmarket.jp/)で換算したら、291373.6624平方メートルだそうだ。??よけい分からないので坪にしてみたら88140.533坪。まだわからないので「東京ドーム」で換算したらなんと6.2319!つまり東京ドームが6つ入る広さだった。プロ野球交流戦全試合が出来ちまう。ついでに畳にしたらどうかと思いやってみると1.88 x10の5乗・畳(江戸間)でした。10の5乗ですよ。温泉旅館の宴会場が100畳くらいとすると2000くらい入るのだ。何人分の宴会ができるのだ?
ところが
この大邸宅は意外に格安物件で、レノンは145,000ポンドで購入したそうだ。当時で6,000万円くらい?なので、僕でも買えそうだ。ああ早く曲作らなきゃ。
しかし掃除が大変そうだなあ。
ギミ・サム・トゥルース メイキング・オブ・ジョン・レノンズ・イマジン・アルバム [DVD]
(レノンはこの屋敷もたったの2年で売り払い、ニューヨークに引っ越した。でこの屋敷が今どうなっているかというと実はまだリンゴが住んでいるのです←つげ義春風。)

ボーン・トゥ・ブギー [DVD]
(アスコットの屋敷はここでも見られます。リンゴ・スター&Tレックス!)