エリック・クラプトン来日公演行きました!

yunioshi2006-12-09

昨日、神様に10年ぶりにお会いできた。 (僕は事情があって地方にいたため)
神様におかれては御機嫌うるわしく、御尊顔を拝し賜り誠に有り難く光栄に思いました。


今回は若手ギタリスト2人を引き連れての公演でしたが感想としてはまず、選曲の渋さが挙げられる。
古いブルース中心に演奏していた10年前よりは、ヒット曲があったが、デレク&ドミノス時代の曲が多くて、それはこのバンド編成が影響しているようだ。というか、デレク&ドミノスの曲をやりたくてメンバーを選んだんでは?と思われる向きもあった。

『リトル・ウイング』、ライブで初めて聞いたと思う。少し泣きそうになった。
『マザーレス・チルドレン』3人のスライドギター。これは珍しい!
『ワンダフル・トゥナイト』一時すごいゆっくりなテンポで演奏していたが今回はオリジナルに近いテンポだった。
『レイラ』デレク&ドミノス時代の忠実な再現を試みている。これはやはりデュアン・オールマンのスライドギターのパートに尽きる。
いとしのレイラ


で。
やはりデレク・トラックスがすごかった!
http://d.hatena.ne.jp/yunioshi/20061119


想像以上のテクニックだった。
驚いたのは、最初はスライドを使わずに弾いて、途中からスライドバーをポケットから取り出してスライドを始めたこと。見ている限りではレギュラーチューニングのようだったのだが。誰か彼のチューニングを知ってる方いたら教えて欲しい。
テクニックだけでなく、フィーリングというか、ブルースの心までがちゃんと分かってるし、バッキングでのちょこっとしたオカズのフレーズがすごく上手くて、この人がまだ20代?と思うと。
ああ、神様に近づきすぎて早死にしないことをお祈りするばかりでした。

それと対照的なのがもうひとりのドイル・ブラムホール2世さんで、どうしたのか?
あまりの凡庸さにこれまたビックリでした。
怪我でもしたのか?それとも何かあったのか?評判ほどの実力はないような気がしました。何だかガサツで。これならアンディさんの方がましだと正直思いました。昨日だけだったのかな?

収穫としてはリズム隊のベースのウィリー・ウィークスとスティーブ・ジョーダンのドラム。
とてもシンプルながら「適切な」演奏で本当に安心して聞けました。ベテランのキーボードのクリスさんを含めてこういうミュージシャンはなかなか日本人にはいないような感じがします。

それで肝心の神様ですが…。それはまた明日!

来日メンバー
Eric Clapton - vocal, guitar
Doyle Bramhall II - guitar
Derek Trucks - guitar
Willie Weeks - bass
Steve Jordan - drums
Chris Stainton - keyboards
Tim Carmon - keyboards
Michelle John - vocal
Sharron White - vocal