エイジア奇跡の再結成!祝初来日!!

yunioshi2006-11-28

エイジアが来日する。
http://www.udo.co.jp/
しかもオリジナルメンバーだ!
こんなんなっているが。
奇跡だっ?

1982年結成されたグループだが、メンバーの顔ぶれがすごい。
ベース&ボーカルが元キング・クリムゾン/UKのジョン・ウェットン
キーボードが元バグルス→イエスジェフ・ダウンズ
ギターが元イエススティーヴ・ハウ
そしてドラムが元EL&Pカール・パーマー
パンクやテクノ、レゲエなどニューウエーブロックが台頭し、プログレがオールドウエーブとからかわれた時代に、そのプログレのトップグループを担ったミュージシャンがずらりと揃った(ポーカーならロイヤル・ストレート・フラッシュみたいなものである)。
雑誌でこのメンバーを知ったその当時、僕は本当に大期待した。そして『詠時感〜時へのロマン』はその期待を裏切らない素晴らしい出来だった。
詠時感(エイジア)~時へのロマン~ [でかジャケCD]


確かに’70年代末期のプログレは曲も詩も難しくなりすぎてリスナー離れが激しかったが、このアルバムでエイジアが提示したのは、とってもわかりやすい「新しいプログレ」だった。それはUKでジョン・ウェットンが示した方向をさらに進化させたものだった。完璧なテクニックを持つミュージシャンがそれぞれの技をこれみよがしでなく適当に聴かせながらドラマチックな曲構成を展開していく。これがヒットしないわけがない!
このデビュー・アルバムは全世界で1,200万枚以上売ったという。オールドウエーブ万歳だ。僕は今でもこの1枚をよく聴いている。
さて、そのエイジア、
翌1983年末の人気絶頂期に日本武道館公演が計画された。
これはMTVによる全世界衛星生中継が前提だった。だが、何と直前に中心人物(曲作りやライブ演奏でもリーダー)だったジョン・ウェットンがメンバーと大げんかしてやめちゃったので、残ったメンバーはEL&Pグレッグ・レイクを急きょ招き入れ、確かヤマハつま恋で合宿してにわか仕込みで本番に望んだといういわくつきのライブだった。その後メンバーは大幅に入れ代わったり(ジョン・ウェットンも復帰したりまたやめたり)しながら何度か来日しているが、完璧なオリジナルメンバーでの来日は初めてである。
ああ、3月までジョン・ウェットンが他のメンバーと喧嘩別れしないことを本当に祈るばかりです。

YOUTUBEには米英でおこなわれたコンサートの映像があるが、エイジアのヒット曲だけでなく、メンバーそれぞれの元いたバンドの代表曲をちょこちょこ演奏しているようだ。
キング・クリムゾンの『クリムゾン・キングの宮殿
クリムゾン・キングの宮殿 (ファイナル・ヴァージョン)(紙ジャケット仕様)

エスの『ラウンドアバウト
こわれもの


そしてバグルズの『ラジオスターの悲劇』に至っては何とウェットンがハンドマイクを使って歌うというサービスぶりで、大受けしている!
ラジオ・スターの悲劇+3


日本でもどうか頼みます!


以下、サイト更新情報です。
http://www.YUNIOSHI.com/movies.html
ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT』
http://www.YUNIOSHI.com/originalstory.html
『美しさと哀しみと』『サイレントヒル
『THE JUON/呪怨』『ダーク・ウォーター』『オールド・ボーイ

http://www.YUNIOSHI.com/ww2.html
『ビーチレッド戦記』『硫黄島の英雄』
http://www.YUNIOSHI.com/musicaboutjapan.html
クイーン 『預言者の唄』


http://www.YUNIOSHI.com/japanesemusician.html#Anchorhonda
本田美奈子の項

http://www.YUNIOSHI.com/starsinjapan.html
クラウス・キンスキーの項
http://www.YUNIOSHI.com/starsinjapanesecf.html
ブライアン・フェリーの項
それぞれ追加しています。