中島美嘉≒ベット・ミドラー

これもちょっと前になりますが
マーティ・フリードマンが何かの雑誌で中島美嘉は「ヘタウマ」みたいなことを書いていた。
「歌姫」の一人として知られている彼女だが、なるほどと思った。ライブではよく音程が不安定になり、あれあれっていうことがある(CDはさすがに直しているのでそういうところは無いけど)でもそれがまた「味」があっていいんだ。第一、あんまり完璧すぎたら何だかクラシックのオペラ歌手を聴いているみたいで面白くない。彼女の「うまさ」は何といっても低音を使った節回しにある。僕の個人的な好みでもあるが、女性ボーカリストは低音のキレイな人がいい。発声は高音よりずっと難しいので、「真の実力」も低音でよくわかると思う。その点でいえば中島美嘉は最近の歌手の中でピカ一(死語?)だ。だから少しぐらい音程がフラフラでもいいぞ。結構美人だし。
それとどうしてもバラードばかり評価されてしまうが、『CRESCENT MOON』のような明るい曲もなかなか魅力的だと思いませんか?
BEST


とはいうもののバラードもやっぱりいいねえ。名曲『雪の華』のアコースティックギター伴奏バージョン。


ラウドスピーカー
だいたいマーティ・フリードマンは完璧すぎる。このソロアルバム、スティーブ・ヴァイだのペトルーシだのビリー・シーンだの「凄腕」ミュージシャンが勢ぞろいで参加し、それぞれのテクニックを披露しているが、いわゆる「遊び」部分があまりにも無いのでアルバム全部聴きこむとどっと疲れる。(気軽に聞き流せばいいのだろうが僕は出来ないっっ)やはりわざと間違えるくらいの余裕がないと(それは無理か…)。



ところで、『ベスト』のジャケットの中島美嘉ベット・ミドラーにそっくりだと思うのだが、映画『NANA』でロックボーカリストを演じた彼女が意識したのでしょうか?
ベッド・オブ・ローゼズ
↑どうですか?そうなんでしょうか?



ジャニス・ジョプリンの生涯をモデルにした映画。『NANA』見た人にお勧めです!
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ベット・ミドラーの低音は理想に近い素晴らしさ。声量にも圧倒される。