和服の似合う日蘭ハーフ、宮沢りえ

ちょっと間が空いてしまいましたが、『
ハーフマニア―日本の有名人の混血をカリカチュアで大紹介!
』の中身紹介を再開いたします。お待たせして申し訳ありません。

今回は女優・宮沢りえです。
花木マロン作↓

ヘアヌード、婚約破棄…「すったもんだ」の実力派トップ女優
宮沢りえ(みやざわ・りえ 1973 年4 月6 日〜)
父がオランダ人


父はオランダ人だが、りえがわずか生後4カ月の時、両親が離婚。父はオランダに帰国し以来母・宮沢光子と伯母のもとで育てられる。小学校5年の時にモデルとしてデビュー。雑誌 『週刊セブンティーン』(当時)の表紙モデルとなる。1987年、『三井のリハウス』のCMの初代リハウスガール・白鳥麗子役で注目を集め、トップアイドルの一人となった。「りえママ」と呼ばれた母がマネージャーとなって敏腕を揮い、テレビドラマ、CM、映画、舞台と活躍。小室哲哉の作曲プロデュースによる『ドリームラッシュ』で歌手デビュー。紅白出場も果たしている。1991年、18歳の人気絶頂期にヘアヌード写真集『Santa Fe』篠山紀信撮影)を発表。世間をあっと驚かせた。これは150 万部の大ベストセラーとなりヌード写真集売上げの記録を作っている。
1992年には当時関脇の貴花田(後の横綱貴乃花)と突然婚約を発表。国民的人気の二人の婚約はNHK のニュースで紹介されるほどのインパクトを世間に与えた。が、わずか2ヶ月で解消されてしまい、これまた世間を騒がせた。チューハイのCM に出演した時は自ら「すったもんだがありました」という自虐的なセリフを吐き、これが1994年の流行語大賞に選ばれるほど話題となった。だが この後、りえは数々の芸能人男性との交際や自殺未遂騒動、激やせしたことから拒食症の噂も立ち、世間からバッシングされ、人気も衰え、しばらく低迷期に入った。転機となったのはヨン・ファン監督の香港映画『華の愛〜遊園驚夢』(2000年)での主演・ジェイド役。これがモスクワ国際映画祭で最優秀女優賞を受賞し、りえは一気に演技派女優として再び表舞台に立つ。
以来山田洋次監督の『たそがれ清兵衛』、黒木和雄監督の『父と暮らせば』などに出演。映画賞を総なめし、NHK 大河ドラマや世界の蜷川幸雄の舞台などにも抜擢され、今や押しも押されぬトップ女優となった。父はオランダ人だがいかにもハーフ顔というのではなく、日本的な美人で着物も良く似合い時代劇でもしっくりとあてはまる。不思議な女優だ。


以上が『ハーフマニア』に掲載した内容であります。最後に「日本的な美人で時代劇でもしっくりとあてはまる」と書きましたが、父がオランダ人というのにベッキー滝川クリステルのようなハーフハーフした顔でない。サントリーのお茶飲料「伊右衛門」のCMや時代劇にも普通に溶け込んでいるので、若い人達の中には彼女がハーフだと知らない人もいるのではないでしょうか?
彼女の父については全く公表されていないのは「りえママ」の方針なのかもしれませんが、あるいはアジア系のオランダ人なのかも。というのは、ご存知のようにオランダは大航海時代にアジアを広く制覇した国のひとつなのでありえる話でしょう?因みにヴァン・ヘイレンのアレックスとエディ兄弟の父はオランダ人、母はインドネシア人です。インドネシアは1600年頃にオランダの東インド会社によって支配された歴史があり、密接な関係がありますから、結婚もごく普通に行われているようですね。(宗教の違いは大きいかもしれませんがね)

『ハーフマニア』では書いてなかったのですが、作詞家なかにし礼の著『人生の黄金律 共生の章―なかにし礼と華やぐ人々』という本でりえ本人の体験談にこんな話が載ってました。
りえが28歳の時、レンブラントの『夜警』が観たくなって、友人とプライベートでオランダに渡った。食事をしようとレストランに入ったら、ウエイターは何も聞かずに友人には英語のメニューが、りえにはオランダ語のメニューが渡されたという。何故彼女にだけオランダ語のメニューが渡されたのか?特に父の国ということを意識したわけではなかったのだが、その時「何か不思議な気がした」「居心地のよい」思いがしたそうだ。

ともあれ、僕が昔在籍した会社(CM製作で有名)ではデビュー作の『リハウス』からシュワちゃんと共演した『アリナミンV』、そして現在の『伊右衛門』シリーズを手がけていて彼女の主演映画にも協力していた過去があるので、僕も中学生くらいの彼女から知っているので何だか凄く親しみがあり、ずっと応援しています。

僕のサイトでも
http://www.yunioshi.com/japaneseinmovies2.html#miyazawa
彼女のことは紹介していますが、アイドル時代の溌剌としたイメージからしっとりとした演技派女優によく進化したものと感心しています。
まだまだ彼女の実力からすれば、いい仕事が舞い込んでくるでしょうし近い将来さらにとんでもなくビッグな賞を貰うような気がするのですが。

それにしても「ふんどしヌードカレンダー」(興味のある人は画像を探してください)と『Santa Fe』と貴花田との婚約にはビックリ仰天させられましたなあ。

というわけで参考資料は
人生の黄金律 共生の章―なかにし礼と華やぐ人々

宮沢りえ 悲劇の真相

そして最後に
↓今で言えばAKB48のセンターの子が突然「ヘアヌード」写真集を出したようなもので、ファンもファンで無い人も若者もオヤジも爺も本屋にすっ飛んだのだよ。

Santa Fe 宮沢りえ

Santa Fe 宮沢りえ