元AKB48の秋元才加。

今回は僕の最近一番のお気に入りハーフ。元AKB48秋元才加です。
AKBファンの方には申し訳ないが、僕みたいな爺にはAKBというと「ハイエナジー&ローIQ」のイメージが強くて、単に「元気溌剌、愛嬌たっぷり」が取り得のアイドルにすぎないと思ってました。彼女に注目したのは『笑っていいとも!』にレギュラー出演していた時で、あっAKBにもこんなに頭の回転が早くてしゃべりの出来る子がいるんだとビックリし、以来、AKBが番組に出演するたびに彼女に目が釘付けになりました。小柄の子が多いAKBの中で頭ひとつ背が高いということもあって目立っていましたね。

ハーフマニア―日本の有名人の混血をカリカチュアで大紹介!』を書くことになって彼女の自伝を読んだり、いろいろなTV番組で彼女の生い立ちや暮らしを調べているうちに、いよいよファンになってしまいました。
というわけで↓


(花木マロン作)


AKB48 きってのスポーツウーマン

秋元才加
(あきもと・さやか 1988 年7 月26 日〜)
母がフィリピン人


父が日本人。母がフィリピン人。千葉県で生まれ育った。1 歳違いの弟がいる。マイケル・ジャクソン、マライヤ・キャリー、クイーンといった洋楽が朝から晩まで流れているような家に育ち、歌ったり踊ったりすることが大好きで小さい頃から芸能人に憧れていた。
2006 年2月の第2期オーディションでAKB48に加入(大島優子と同期)。4月1 日のチームK発足公演でデビュー。 以来「国民的アイドル」の一員として活躍。2010年6月の第2回選抜総選挙で17位、同年4月にはミュージカル『ミンキーモモ〜鏡の国のプリンセス〜』に単独で出演。演技力も高く評価された。10 月から『笑っていいとも!』にレギュラー出演、「男前な」キャラと軽快なトークでお茶の間でも人気者になる。この年、演出家の広井王子との自宅お泊り愛が発覚してラジオ番組で謝罪、チームKのキャプテンを辞任した。「恋愛禁止」のAKB48 にとってとんでもない大事件であった。翌年、禊の意味を込めて、東京マラソン2011に参加。見事完走してファンに感動を与え、キャプテンに復帰した。2012年には再び東京マラソンにチャリティー枠で参加した。才加は幼少時代に母の母国フィリピンを訪れたことがあり、貧民街も目にしていた。寄付金は震災の被災者と、フィリピンの医療施設などに贈られる。才加はフィリピンの子供たちの役に立てようと思い再挑戦した。結果は前年を大幅に上回る5時間39分34秒でゴール。AKB48のファンやスタッフを驚かせた。身長166センチ、合気道二段、高校時代はバスケットで市選抜メンバーに選ばれたほどの実力を持つ、自称「筋肉質アイドル」である。
2013年、女優を目指しAKB48を卒業。卒業公演の5日後に母とともに母の故郷フィリピンに渡った。そこで撮った写真を中心に構成したフォトブック『ありのまま。』を出版。
この本の中で秋元は、自身の生い立ちについて赤裸々に語り、母親がフィリピン人のハーフということにコンプレックスがあったことを告白。だが今は「AKB メンバーのだれよりも肩幅があって、筋肉質で、そういうありのままの自分を大切にしようと思った」と自身の想いを打ち明け、「同じハーフの方や、自分に自信を持てない人の背中を押してあげられたらと思います」などと語っている。





『ハーフマニア』には詳しく書いていなかったが、彼女の生い立ちについては上記にも書いた自伝的フォトブック『1st Photobook ありのまま。』にいろいろ書いてあります。


父は車寅次郎みたいな自由奔放な人でさまざまな職業に就くもののどれも長続きせず、そのため一家は貧乏のどん底にあったことなど、才加は幼い頃から辛酸をなめたことが赤裸々に描かれている。テレビのバラエティ番組では電気もガスも止められ、真冬でも水風呂に入ったり、食べ物が買えずしょうゆご飯で過ごしたこともあったと語っていました。

この本で一番印象に残ったのは母がフィリピン人というだけで小学生の頃から同級生からひどいイジメにあったと告白していること。だから才加は彼らに負けないように勉強も運動も人一倍がんばった(実際成績はトップクラスだったそうだ)。

授業参観の時のこと。父が「ハーフだ、フィリピン人だ」と才加をイジメた同級生の親に向かって
「フィリピン人のどこがいけないんだ、とやかく言われる筋合いはない。第一うちの才加はあんたのとこの子より勉強も運動も出来るし、顔もいいだろう!」
などと啖呵を切った話は爽快だった。
働かない父親は家族に辛いおもいをさせてはいたが、ハーフで生まれた子供のことはいつも気にしていたのだ。


それにしても
AKBを辞めてからの今の彼女の活躍ぶりは素晴らしく、逆に何故彼女がAKBにいたの?とまで思います。BSジャパン含むテレビ東京系で放送されている経済番組『マネーの羅針盤』では、司会のひとりとしてきちんと経済や政治の難しい話題をこなしているし、NHK総合の昼番組でもレポーターとしてレギュラー出演、全く元アイドルぽいところが無い。まるで有名大卒の女子アナのような感じなのです。
女優を目指すということでAKBを卒業したが、ラジオのパーソナリティもこなし、三谷幸喜の舞台やテレビドラマ、映画にどんどん出演するようになった。昨日6月28日に劇場公開された『奴隷区 僕と23人の奴隷』では主演も務めている。まだまだ「駆け出し」かもしれないが、幼い頃から苦労を重ね根性が座っている彼女はいずれ「化ける」と僕は踏んでいます。英会話も得意なわけだから、アジアやハリウッドでも活躍する女優になって欲しいものですね!



1st Photobook ありのまま。

モデル並のスタイルにも注目!