スティーブ・ハウ・オールド・アー・ユー?

それにしても。
http://d.hatena.ne.jp/yunioshi/20070307
この、去年のイギリスでの映像を見ていたら
スティーブ・ハウの老けぶりにはびっくりだった。彼はもともとかなり痩せている人だったが、1972年にイエスのほかのメンバーとともに菜食主義者になり、自分の自然食品店を経営しているほど。
だからガリガリなのかどうかわからないが、健康なのかもしれないけどちょっと皺ありすぎ!前歯も欠けていて。なんだかなあ…。

ロックギタリストにとっては本当にコピーしにくいギタリストです。何故なら誰もやっていない、誰の真似でもないギターだから。

これは有名なスペイン(クラシック)風ギターソロ作品で、僕は20代のころ必死にコピーした(もちろんいまだにうまく弾けない)。
これが余興の席なんかで弾けるとちょっとかっこいいかも。


そしてこれは

こわれもの

こわれもの

言わずとしれた『危機』と並ぶイエスの代表作。
何度聴いても飽きない緻密さ!(前も書いたかも知れないけど、聴くたびに発見がある。30年聴いててもだ。え?鈍感だって?)。
この時のメンバーこそロック史上でも最高のテクニシャン達だった。
繊細でかつ大胆。ありとあらゆるジャンルの音楽を超越した表現。
当たり前だがこの時代、まだMIDIシーケンサーも無い。
生身の人間の演奏だ。これはもはや「ロック」ではないのでは。
それにしてもどうしたらこんな曲が書けるのだろう?


ハウは若い頃クラシック、カントリー、ジャズ、ブルース何でも貪欲に練習したらしい。
指使いのバリエーションは生半可じゃない。
エイジアの曲でも例えば『流れのままに Cutting It Fine』でも聴けるが、
同じフレーズをオクターブを変えて繰り返し弾いていくパターン。
これは意外と難しい。

ビギニングス

ビギニングス

ジャンルを問わず「ギタリスト」を目指す人は、コピーし練習してみてほしい。
絶対無駄にはならない!
…と思います。